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ヘルニア始末記3

06 28 *2008 | 一病息災::ヘルニア始末記

結局、月曜日、水曜日、金曜日と座っていることさえ辛い中、何時間もかかって診察して貰っても痛みの軽減には全く繋がらなかった。
その時に打って貰える筋肉注射は、数時間経てば効果は消え失せて、またもや痛みの波が襲ってくる。
爺先生がまたも注射をしてくれ今回は座薬を処方してくれたが、それだって、ちゃんとした使い方を教えてくれたのは処方箋薬局の薬剤師さんだ。
その夜から、きっちり五時間だけ眠れるようになった。
座薬の鎮痛効果は五時間で切れてしまうから、その瞬間目が覚めてしまう。
夜中の、眠くなるぎりぎりまで我慢して、座薬を使って眠る。
痛みで毎日がへとへとなので、昼となく夜となく眠いのだが、こんなふうに細切れにしか眠れないのだ。
金曜日に診察を終え、カラーを巻いて職場に報告に行く。
何時復帰できるかは判らないので、五月いっぱいの休みを貰うことにする。
一週間後に再び報告に来ることにしてよろよろと帰る。
倒れて一週間。
ただひたすら、痛みが辛い。
ベッドに寝転がっている分には本を読んだり出来るので、買っておいて読んでいなかった小説を読みふける。
それから、しばらく放置しておいた数独パズルの本を解く。
その合間にうつらうつらと眠る。
病院では、牽引となにやらビタミン剤らしき注射が加わった。
中身は良く判らないけど、打ってもあまり痛みが収まらないので多分ビタミン剤なのだと思われる。
でもって揃いも揃って処置する看護士達の注射がヘタでヘタで。
毎日最低でも二箇所、多い時は四箇所も打ちそこねた挙げ句手の甲に打つ。
あまりどうにもならないと婦長を呼びに行くありさま。
枕元に本が堆く積まれる頃、ようやく二週間が経った。

三週間目に入ると、当初の痛みレベルが10だとして7~8くらいになってきた。
流石に二週間も病院への送迎をしてくれた旦那にも、感謝しつつ「もういいよ」と言ってみる。
そして、本当に久しぶりに自力で自転車に乗り病院へ行くことになった。
もちろん厳重にカラーをつけ、脇目も振らずにさっさと行って帰ってくる。
ちょつとずつネットも覗き、「頸椎ヘルニア」について色々調べてみる。
頸椎ヘルニア板、というのがあるのには笑えた。
自らをヘルニアンなどとも呼んでいる。
結構この症状には苦労している人が多いことを知る。そう、怖ろしいことに何年も。
手術している人もかなりいるのだが、主治医の爺先生曰く「最近の頸椎ヘルニアは余程のことがない限り手術を勧めない」と言っている。
若かりし頃から整形外科一筋で海外にも行ったことのある先生らしいし、私自身手術なんて必要だとは思っていないのでそれは良いのだけれど、とにかく痛みを緩和する方法を知りたいのだ、私は。

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