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入院-1

04 03 *2009 | 一病息災::乳がん・入院から退院まで

私の「がん告知」と検査は、年末の怖ろしく忙しいホームセンターの仕事の合間を縫うようにして進み、今にして思えばよくも乗り切れたモノだと我ながら呆れてしまいます。
その上年が明けてからは娘の成人式というイベントも!!
入院一週間前までは週5日出勤を続けていて、最後にはへとへとでした。
本当は、入院するまでにあれこれしたいことがあったのに、結局だらだらと何も出来ずに身体を休ませるだけで終わりました。
仕方なく入院準備だけを粛々と進めます。

続き
娘のスーツケースに詰め込めるだけの本を詰め込んで(笑)、パジャマは2枚、でも持っていくのは上だけで、下に履くジャージとスリッパをユニクロで調達。
入院とはいえこれだけ元気なのだから病人っぽくないモノがいいよね、と。
あとは毎日使っているのと同じマグカップと洗面道具、バスタオルは枕カバー用と風呂用に2枚、下着数枚、フリースのベストは寒い季節の必需品。
テレビ用のイヤホンと、いちおうケータイの充電器。
そして手帳と筆記具をユニクロのバックインナーに入れて細々したモノと一緒に枕元に置こうと思っていたら、それをそのまま入れられるように、と娘がバイト代でトートバックを買ってくれました。
「入院されたら晩御飯が困る」などと子供みたいな事を言っていたけれど、いちおう気遣いを見せてくれたようです。
ここだけだとなんだか旅行へ行くみたいですね(^-^)

1月26日の朝、旦那が車で病院まで送ってくれました。
昼頃には腹部エコー検査があるので、それまでに入らなければならなかったのです。
受付を済ませると直ぐにナースルームから一番離れた4人部屋へ案内されました。
病院自体はコンクリート打ちっ放しで全体的にグレーを基調にしているけれど、ベッドや調度類は木目調、私のスペースは窓際でとても明るくてほっとしました。
仕事のある旦那は部屋を確認すると直ぐに行ってしまいます。
私はゆっくり荷物を片付け、パジャマに着替えて指示を待ちました。
担当の看護師さんが来て、麻酔のための体重を量り(T^T)、入院フロアを案内してくれます。
四角く抜けている中央を囲むようにぐるりと三方に病室、一方がエレベーターや談話室になっています。
廊下の端に風呂と洗濯乾燥機とシャンプー台があり、風呂は予約制、シャンプーは看護師に相談してくれれば何時でも大丈夫とのこと。
部屋に戻るとエコーに呼ばれ、下の階で済ませてまた部屋に戻り昼食。
その後は看護師さん、麻酔の先生等、明日の手術に関して次々と入れ替わり立ち替わり説明に来て下さいます。
「時間が短いので、うちでは導尿も浣腸もしません」と言われて何だか拍子抜け(笑)
実は私が通っているクリニックの先生とこの病院の外科部長をされている先生と都立病院の先生とで、大変な数の乳がん手術の実績を積まれているらしいのです。
クリニックは毎週火曜日が手術日ということで先生はお休みです。私の手術も火曜日でした。
数多くの実績があればこそ、判断にも自信があるのでしょう。必要がなければやらなくても良いことは省いてくれて嬉しかったです。
だって、手術に何の支障もありませんでしたから。
そして、その後はさらしや吸水シートなどの手術用セットを売店まで買いに行きました。
ここでも必要なモノをひとまとめにしてくれてあって、患者本位の考え方がありがたかったです。
ここまで来たらもう何もすることはありません。持ち込んだ本をぱらぱらと捲っていたらもう眠気が差してきました。
…手術までの半日はまだつづくのです(笑)

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